本日は日野市の老健カトレアさんにて風水害を想定した災害対策本部設置と対応訓練を実施しました。
カトレアさんは目の前に多摩川があり、数年前には大雨により上階への避難を実施するなど実践の経験もあります。
今回は令和元年の台風19号を想定した内容で時系列で状況をお伝えし、それぞれ何を実施するかと検討して頂きました。この様なシミュレーション訓練は会議室で実施でき、短時間でも多くのことを整理することができます。
リスクのある施設で風水害において最も重要なのは「避難」になりますが、そのタイミングを決めるための「情報収集」や「判断」の訓練が極めて重要になります。
過去の災害でも浸水が始まったタイミングで人手がおらず避難ができていなかったり、浸水が始まった時点でリスクを負いながら避難開始するなどの事例があります。
それらは事前の情報収集と共有、事前の判断に課題があったケースは非常に多いです。
利用者を守る事もそうですが、避難誘導する職員の命を守る事も事業所の大切な責務で「安全配慮義務」も負っています。どのくらいリスクが高まったら何を実施するかはBCPに記載していると思いますが、実際には判断が難しいケースもあり、そのような想定をしたシミュレーション訓練は非常に有効です。
他の施設でも是非やってみてください。
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