自社の取り組み(情報収集)

いつも他社の事業継続の話ばかりやっていますが、自社の事業継続についても整理して時々発信しています。今回は情報収集です。

情報収集は自然災害に限らず新型感染症でも必須ですね。情報収集が必須な理由は下記になると思います。

・現状のリスクを把握するため

・今後のリスクを把握するため

・外部の使える資源等を活用するため

例えば風水害では事前に雨量や台風の進路を高い確率で確認することができ、しっかりと情報収集することで事前行動の精度が上がります。地震でも発災後の津波警報や道路状況など広域の情報を収集することで取引先から物資が届かない可能性や外部からの応援が入るかどうかなどの影響を推測することができます。


<スマホは良いけどラジオは必須>

最近では研修でもスマホやSNSの活用が効果的とお伝えし、その為の電源確保も合わせて備えることを伝えることが多いですが、災害を想定すると停電や通信が使えない(キャリアの基地局の電源停止や物理的な被害等により)こともあり、スマホも使えないこともあります。

実際、2019年の台風15号で千葉県では広域で数日間の停電が発生、支援に行った先で一部地域でスマホが使えない状況がありました。

それらを考えるとラジオは必須となります。弊社も小さいですが昔から使っているラジオがあり、現役で活躍しています。少し黄ばんでますが…電源でも使えるのですが残念ながらコンセント類は紛失してしまっています。

合わせて電池の備蓄も行っています。充電式のエネループですが、これで数日間の最低限の情報は確保できます。


<情報の取捨選択>

情報収集機器はわかりやすいのですが、様々な情報があふれデマも多くでるのが災害や感染症流行時です。動物園からライオンが逃げたお茶を飲めばコロナ対策ができるなど、実際に流れたデマですが、落ち着いている時にはデマとわかるような情報でも混乱時にはつい信じてしまいます。

コロナにおいて文面に「日赤」とか、「医師」とか入れて本当に医療機関や医療従事者が発信しているように見せかけるようなこともあります。やっかいなのが、それらの情報を地域の福祉団体や顔の広い専門職の方が拡散してしまうことでその周辺の人が信じてしまう事です。

デマに惑わされない基本的な方法は下記です

①情報元をたどり信頼できる組織が確認する

②①ができない情報はデマの可能性が高いということで扱う

(その情報をもとに行動をおこさない、拡散しないなど)


実際新型コロナ禍で様々なデマが出回りました、1年近くたっても古いものが拡散されていて、「これは本当か?」と問い合わせがあることもありましたが、その文面の一部等を入力して検索するとすでにデマ認定されていることを調べることが出来たりします。

ちょっとしたことですが、混乱時には情報を疑うということは重要かもしれませんね。


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