訓練は状況と目標設定のみで効果アップ

 昨日は静岡市清水区で小規模多機能や看護多機能等を運営されている株式会社AIMさんの訓練でした。コロナ過で久々の実地訓練でしたが今回は下記を狙いとして実施しました。


狙い

・実践を想定、自分達で考えて決めて動く

・指揮命令のトップになる人がいない状況を経験する


そのために事前のシナリオを作らず、目標と終了時間だけお伝えしてスタートしました。

始めは本部長と副本部長、役割分担から あれこれ話し合って決めます。


その後各チームそれぞれの役割をこなしていきます。

対策本部長と副本部長は動かないが鉄則です。今回は怪我人は一人の想定。




安否確認は各拠点の被害状況を集約して、遅れてきた(という設定)社長さんに報告するところまでで訓練終了。 この全体の状況を伝えるという部分は非常に重要ですね。対策本部は状況を集約しますが、それをしっかりと伝られるようにしなければ意味がありません、報告まで実施すると足りない情報や整理されていない部分の気づきがあります。


最後は取り組んでみて見えた課題や提案について付箋に書いてもらいました。また、参加された職員にどこまでできるかも自己評価してもらいましたが、この2点がBCMに繋がります



BCP策定義務化とともに訓練も義務化されました。
人手不足が慢性化している現場では、短い時間で効率的に、それでも実践的な訓練を実施することが求められます。

是非参考にしてみてください。





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