昨日は株式会社AIMさんのBCM委員会でした。
昨年の新型コロナ発生からコロナ対策を進めていますが、このタイミングで施設の体制の評価と比較。個人の評価の2つについてお話させて頂きました。評価はBCM(事業継続マネジメント)においても非常に重要になります。定期的に実施することで現状の課題と今後向かう方向を設定することができるようになります。
マネジメントのポイント
①方針設定
②目標設定(大、中、小)
③実行
④評価
新型コロナに対して予防と発生時の被害軽減、発生時のケアの継続などが①の方針となると思いますが、その方針を達成するための具体的な内容が②目標(大、中、小)になると思います。①と②はBCPの中に記載されます。
①②を実際の現場で③実行していきますが、どの程度実行できているかは④評価をしないとわかりません。その為に対策全体のアセスメントや、職員個人のチェック(テストなど)が評価にあたります。様々な施設をみていますがBCPは使えないと言われる施設ほど、①②の労力を割いていても③④が殆ど実践されていないことが多くあります。
当然ですがマニュアルを策定していても訓練や訓練を踏まえた見直し等を実施しないと実効性は高まりません。その状況を改善するためにも評価は重要です。
評価は施設全体のアセスメントと職員個人のチェック
施設全体のアセスメントはどこまで想定して対策を講じているか。新型コロナ対策でいうと、被害をどの程度想定して物品の種類や数をどれだけ用意しているか、また陽性者がはっせいした時の流れなどを事前に整理しているか、その流れをどれだけ周知しているかなどが項目としてあがります。今回は他の施設さんにも実施して頂いたアセスメントの結果と比較することも実施しました。施設規模や施設種別が違うので一概に良い悪いという比較は難しいのですが、一つの目安になります。
個人チェックは理解度や実行できるかを測定
新型コロナでいうと、感染症の特徴(感染経路)予防に有効な対策、濃厚接触の定義や、発生時の対応としてゾーニングの理解や防護服着脱に関することや個人情報保護などの項目が並びます。この個人チェックを実施することで、施設全体の取り組みが現場までどの程度浸透しているか測ることができます。
今回は一般的な新型コロナのテストをBCM委員の皆様に実施したところほぼ満点の結果となりました。得点としてはBCM委員などの担当者は高く、それ以外の現場職員さんが低くなるのが一般的かと思いますが、可視化することが重要です。
今回は一般的なテストでしたが今後施設に合わせた問題を作って職員全員に実施するということでした。
グーグルフォームの活用
評価を実施する場合、アンケートを作成して集計する作業が大変な負担となります。その負担を軽減する方法としてグーグルフォームなどを作成することをお勧めします。
グーグルフォームを使うことでURLやQRコードの発行でスマホから回答できるようになり、集計も自動なので労力を省くことができます。
また、テストの形式で実施すると、ご回答してひとへ解説をテキストや動画でフィードバックできたりしますので、テストを実施しながら周知を測ることもできます。是非活用してみてください。
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