事業継続可能性を高める勉強会2021年①

昨日はしずおか福祉BCM研究会の第5期の初回でした。

BCM研究会は主に静岡市内の福祉事業所が集まり、それぞれの取り組みを共有したり、相互でアドバイスをしながら目標に向かって進めることでそれぞれの施設の事業継続可能性を高める会です。

昨年度はコロナ禍で休止しましたが、今年度はZOOMを活用し第5期として進めていくことになりました。初回は顔合わせと目標設定です。


ごちゃまぜの化学反応

BCPという小さい枠組みで考えるともったいないことが多いなぁと思うことが多く、今年度からより幅広いテーマを目標に掲げてもOKという形にしました。

地震のBCPを作りたいでも、ICTについて取り組みたいでも、働き方改革でもなんでもOKでより事業所にとって必要なことや興味があることに進んでいってもらいたいと思っています。

今回も非常に面白い参加事業所が揃いました

・BCPを策定を先駆けて進めている鉄道会社の有料老人ホーム

・100ページを超えるBCP(誰でも見やすく図やイラストを多用している)を策定している老健さん

・外国人介護士やICTに先進的にチャレンジしているグループホーム十数拠点を運営している法人さん

・コロナ禍で通所サービスの利用控えの影響を考え、利用者向けのYouTube配信を始めたデイサービス

・小規模事業所でも地域密着で介護保険外の地域貢献活動を実践する法人さん

・アクションカードや避難時の情報カード、各種BCP策定にも先進的に取組まれている小規模多機能、グループホーム、訪問看護等を運営する地域密着医療災害強化型法人さん

・多言語対応が出来き、世界的ネットワークをもつ障がい者支援をされている法人さん

規模の大小やBCPの枠を超えてそれぞれの強みや実践を共有できる機会を頂けて今から楽しみです。



担当者の孤立緩和

+αのテーマとして「ICT、業務効率化、働き易さ改善、外国人介護士」などがあがりました。一つずつ単独のテーマというようりかなり重なりがあるものなので、実践者のお話を聞きながらそれぞれの施設で取り組める形に繋げていきたいと思っている所ですが、実は担当者さんの孤立緩和の役割も担っていたりもします。

特に災害対策は、他の職員さんに必要性を認識してもらえなかったり、今進めていることはこれで良いのかと不安に思ったりと孤立する担当者の方が多くいます。

そんなモヤモヤを少し解消してもらうコミュニティ機能もあったりします。直接会う機会があればこの機能は非常に強くなるのですが、今年度はZOOMでもこの機能を果たせるように少し工夫していきたいと思います。


協定と堅苦しい形ではなく、とりあえず1回だけでも集まって勉強会や情報交換を実施するととてもいい刺激をもらうことが出来ます。是非他の事業所さんでも気の合う方々の勉強会実施してみてください。

参加された皆様、お疲れ様でした!!


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