普段、他社の事業継続に関わっていますが自社の災害対策も少しずつ紹介してきます。今回は基本中の基本の『飲料水』です。
まずリスクとして地震による家屋の倒壊のリスクは低く、津波も無いのですが事務所が静岡にある為、大規模な地震災害が発生すると長期的な停電や断水になってしまいます。それと、近くに巴川という川がありちょいちょい水があふれます…
優先事業
一方、弊社の主な事業は下記になりますが売上は①が半分以上です。災害時は支援事業が立ち上がるのですがそれはひとまず置いといて一般的に考えると①が優先事業となります。
①講師やコンサルなどのサービス
②教材や防災用品などの販売
③その他
重要な資源
続いて優先事業①に必要な重要な資源が下記になります
・講演やコンサルなどの資料やデータ
⇒データを活用する為の電源やPCなどの機器
・講演やコンサルを提供する職員(人材)
⇒職員を守る物品等(ヘルメット、備蓄食、備蓄水、トイレなどなど)
で、あれこれ書いていますが経営資源として最も重要な人材を守り続ける為には『飲料水』が必要になります。
飲料水の必要量は成人で大体2~3リットルと言われています。2ℓで十分ではという方もいますが、以前仕事で真夏のリアル避難所訓練に参加したことがあるのですが夏場は3リットルでも厳しいかも知れません。
水不足=脱水症・エコノミ―クラス症候群のリスク
また夏場は水分が無いと脱水症など致命的なリスクにつながってしまいますので、とても重要です。また避難所での水分不足はエコノミークラス症候群に繋がるリスクもありますので、十分な量の備蓄は必須になります。
前置きが長くなりましたが自社で備えているのは下記になります
備蓄水:2ℓペットボトル120本(7割は賞味期限切れ)
浄水器:先日購入した非常用 浄水器「コッくん飲めるゾウミニ」
この浄水器の能力を1日1人3ℓ条件で下記を計算
①グループホーム2ユニット18人の利用者分 ②100人の入所施設
期限切れのペットボトルは5,000ℓ浄水(飲水可能)
⇒①3カ月分 ②16.6日分
雨水、貯水タンクの水、プール(夏)は3,000ℓ浄水(飲水可能)
⇒①2ヶ月分弱 ②10日分
となりました。個人的には今まで備蓄していて期限切れになってしまった水が飲料水として活用できるという点が良かったことと、浄水器自体がとても軽く金額も30,000円くらいで購入できるという、性能に対して非常に安い点で満足しています。
小~中規模の事業所はこの浄水器1つ持っているだけでかなり安心かと思います。
ちなみに、備蓄水以外にお水を調達できるように折り畳みポリタンクも備えています。
これはダイソーで400円でした。(調達の道具がない施設さん多いので備えて下さい)
暑い夏場に向け、各事業所も是非「飲料水」の確保をご検討下さい。
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