本日はお手伝いしている社会福祉法人桂さんの災害対策員会でした。どこの法人さんもこの3月という時期は同じだと思いますが、実施したことは下記になります。
・今年度の振り返り ・来年度について
<ICTの活用と知の共有>
やはり2020年度は新型コロナにより通常の防災訓練が出来なくなってしまい、通常とは違う形を強いられましたが、訓練を小規模にしたり、会議をWEBに変えたりと様々な工夫することで委員会自体も進化した1年だと思います。特にWEBの活用で法人内の情報共有のスピードが向上し、他の拠点の取り組みから学び実践する「法人全体の知の共有」が進んだと思いますし、共有できるインフラが整備されたことは非常に大きいと思います。
特にいくつもの事業を展開してその拠点同志が離れている法人さんは、それぞれの拠点独自の進化をしていることが強みである一方で共有できずもったいないことになっている法人さんもありますので、是非共有の場とその効率化を図るためにICTの活用をお勧めします。
毎回の定例会はLINEを使って実施しています。(ZOOMが多いと思いますが、LINEも手ごろで、手間なログインも必要なく基本的な打ち合わせはできますのでお勧めです)
<年間計画は優先をつける、目標は数値化>
例えば:各拠点地震と感染症の2種類のBCPを策定する。年2回の消防訓練に加えてクラスター発生時のシミュレーション訓練を1回実施する という感じです。
数値目標を入れると来年度末に評価しやすくなりますし、評価しやすいので実施もしやすくなります。
<地域連携は楽しく>
今回報酬改定の解釈通知では他施設や地域連携の文言も入っていました。社会福祉法人さんは数年前より地域の方と防災カフェを実施したり、地域の他の法人と連携して地域の防災訓練に参加したりと積極的に地域や他施設と連携を進めていましたので、比較的スムーズに対応できるような状況です。
施設側としては、何かあった時に地域住民に助けてもらいたいという思いがあると思いますが、まずが双方楽しかったり、ためになることから実施するほうが良いと思います。
対規模災害では連携なくして対応できませんので是非他の施設も参考にしてみてください。
社会福法人桂さんの事例
地域の方にドローンを披露してもらったり、手作りのかまどで焼いたピザをごちそうになったり、施設近くの川から水を汲んで浄水してコーヒーを作ったり
法人の近隣にある他の法人さんと協定を結んで、地域の防災訓練で高齢者や障がい者の体験を通じて災害時の要配慮者を支援してくれる人材を育成
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