東日本大震災から10年

 代表の渡嘉敷です。2021年3月11日の本日で
東日本大震災から10年ですね。

今朝は東北復興事業にお世話になっている方と資料の件でメッセージをしていたら、最後にこの2行が送られてきました。
「僕らは何を解決して何を見逃して来たんだろうか」
東日本大震災時はケアマネジャーをしていて、会社の食堂で津波の映像をずっと見て「大変なことが起きた」と、ただそれしか考えられずショックを受けていたことを覚えています。
直後も、そもそも支援に行っていいのか、できることがあるのか?原発は大丈夫か?ということに整理がつけられず支援にいけずにいました。
直後に行けないのなら、大きな地震がいつきてもおかしくないと言われてた静岡で備えることをしなければ、と思ったのが本当の意味で起業のきっかけになっています。
起業前から考えると8年くらいの取り組みですが、福祉事業所の災害対策を支援してきている最中に、新型コロナが発生し災害派遣チームはあったものの、感染症の難しさから支援にいけない状況になりました。
結局、東日本大震災と同じ悔しさを味わうことになったのですが、人口減少や高齢化(特に後期高齢者が増える)が進む日本では残念ながら「支援にいけない」「支援をもらいにくい」状況は今後も進んでいくことは間違いなく、事前の備えにこだわり続けようという気持ちが強くなりました。
東日本大震災から10年
解決したものがどれくらいあるのか?また何を見逃してきたのか?をしっかりと考え、その結果を踏まえ先に進めることが東日本大震災で亡くなった方々の弔いや本当の意味で復興につながると思います。
東日本大震災で傷ついた多くの方が一日も早く平穏な日々を送れることを祈っています。
東日本大震災
死者     1万5900人
行方不明者    2525人
災害関連死    3775人
現在の避難者 4万1241人

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